2015年5月28日木曜日

勇敢な小さい選手

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スペインでの少年サッカーでの一幕。
スペイン紙「MARCA」主催のセレモニーで
クリスティアーノ・ロナウド選手やティボー・クルトワ選手などが一斉に顔を揃えた。
タキシードに身を包み手にはトロフィーを持って写真撮影に応じている。


その中で一人だけ身長100cm程の
少年が同じようにトロフィーを手にし偉大な選手達とともに並んでいた。
名前はアレハンドロ。


事の発端は少年サッカーの試合。

スペインではよくある光景なのだそうだが少年サッカーといえど
情熱の国、大人たちもヒートアップしている。
判定に納得のいかないコーチと監督があろうことか
ピッチ上で口論をはじめてしまう。


しかし勇敢な男は同じピッチ上にいました。


自分よりもはるかに大きく、きっと恐怖心もあったことでしょう。
間に割って仲裁に入ったのは当時5歳のアレハンドロくん。


スペイン紙「MARCA」は大きくこの事実を取り上げ
多くの人の心をゆさぶる結果となった。
結果特別賞を受賞し偉大な選手とともに
トロフィーを手にすることになったわけである。


アレハンドロくんは
「僕はただ、しなきゃいけないことをしただけだよ」
と語る。

また彼の父は
「アレハンドロは大人たちに口論して欲しくなかったんだ。
ただ単に、サッカーをプレーしたかっただけさ」
と話した。


アレハンドロくんを突き動かしたのはサッカーに対するシンプルな愛情だった。
その愛情は偉大であり恐怖心にも打ち勝ったのである。


プレーで活躍することだけが偉大な選手の条件ではない。

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